肥料・緑肥

油かす

油かすとは?


油かす

油かすとは名前の通り
油を搾り取った後の
残りかすです。

有機栽培では、
油かすは有機肥料とて
広く使われている肥料です。
主に菜種の油かすと
大豆の油かすが
流通しています。
菜種の油かすの方が
多く流通して
売られています。

菜種の油かすと
大豆の油かすでは
肥料成分が違います。
天然由来の肥料なので
各商品により
成分が違いますので、
購入する時に
袋に書かれている
成分表でご確認ください。

私が購入した油かすは、
菜種の油かすで
窒素:5.3 リン酸:2.0 カリウム:1.0です。
油かすは窒素が多い肥料です。
リン酸やカリウムは
他の魚粉・骨粉及び
草木灰などの他の肥料で
不足分を補います。

未発酵と発酵済みの油かす

油かすですが
発酵の状態により
未発酵の油かすと
発酵済みの油かすが有ります。

未発酵の油かすは
発酵させる必要が有ります。
発酵する時間が必要ですので
播いて直ぐには使えません。

発酵の途中では熱や
ガスまた臭いがでます。
未発酵の油かすを播いて
直ぐに作物を植えると
熱やガスで作物が
ダメージを受けます。
また臭いが出るので
臭いが元の近所からの
苦情などが
起こるかもしれません。

発酵済みの油かすは、
既に発酵が終わった
油かすの肥料です。
発酵が終わっているので
直ぐに使う事が可能です。
また油かすの肥料として
不足する肥料成分を
米ぬか・魚粉・骨粉・
その他のミネラルを
混ぜて補完して
肥料多いと思います。

未発酵の油かすの使い方

私は未発酵の油かすは、
主に畑の元肥として使うのと
油かすを好気性発酵をさせて
追肥に使える有機肥料と
して使っています。
もう一つの使い方は
ぼかし肥料の原料の
一つとして使ってます。

最初に油かすを
購入した時は
ぼかし肥に混ぜて
使う予定でしたが、
どれくらいの臭いが
出るかわからなかったので
最初はぼかし肥の原料に
使わずに畑に元肥として
播い油かすのて臭いが
どれくらいのものか
試してみました。
播いた量は元肥として
化成肥料の必要量と同等の
体積と同じくらいの油かすを
播きました。
油かすは化成肥料よりは
肥料の成分は少ないですが、
肥料をやり過ぎるよりは
後で追加すればいいと思い
少なめにしています。
これくらいの量だと
油かすを撒いても
臭いはしません。
コバエも寄ってきません。
時間はかかりますが、
回数を分ける事で
臭いがせずに元肥として
使う事ができると思います。
もちろん油かすを撒いた後は
土にすき込んでいます。

元肥には他には米ぬかや
米ぬかぼかし肥と
混ぜて播いています。
米ぬかも生の米ぬかを播いています。
米ぬかも播く時期や量を
間違えなければ
臭いもコバエも寄ってきません。

元肥として使う場合は
油かすは発酵するのに
時間が必要です。
時期により違いますが、
2週間から3週間前に
油かすを畑に
播いて発酵させてから
作物を植えるようにします。

元肥としては油かすを
使っていますが、
追肥には未発酵の油かすを
私は使ってません。
未発酵の油かすは
肥料として効くまでに
発酵が必要です。
発酵には時間がかかるので
未発酵の油かすは
追肥の肥料としては向かないので
はと思います。

ぼかし肥料の原料

私はぼかし肥料を
嫌気性発酵させて作りますが、
発酵させる保存場所は、
隣に民家や飲食店が有ります。
臭いが元の近所トラブルを
起こしたく無いので
最初はぼかし肥の原料として
油かすを使うのを止めていましたが
畑に元肥として播いて
臭いは出なかったので
ぼかし肥料の原料に
使ってみる事にしました。

油かすを使ったぼかし肥料は、
作り方は米ぬかを使った
ぼかし肥料と同じです。
油かすの割合をどれくらいにするか
考えるくらいです。

油かすを購入する時は、
大きい袋を買う方が安いですが、
耕作面積や使う量を考えて購入してください。
私は畑で使うので20kgを買いました。

発酵済みの油かすの原料

未発酵の油かすを原料に
発酵済みの油かすを自作する事も可能です。
やり方は油かすに水を加えて混ぜておけば
発酵が開始されます。
有る程度の量をまとめて作るので
少しは臭いが出たりちょっとだけコバエが寄ってきます。
※時期なども有りますがどうにも
 ならないほどの事は有りませんが
 周りに民家などがあれば考えた方が
 良いかもしれません。
畑で追肥に発酵済みの油かすを使おうと思うと
発酵済みの油かすを使うと
お値段が高くついてしまいます。
量が要るのでせこい事を
言うわけでは有りませんが
畑で追肥に使おうと思うと
自作したほうが良いようには思います。

発酵済みの油かすの使い方


発酵済みの油かす肥料

ホームセンターなどで売っている
発酵が終わっている油かすです。
こちらの発酵済みの油かすは
名前から分かるように発酵が
終わっているので作物を
直ぐに植える事が可能です。
形状も粉状の物から
顆粒になっている形状など
形状も違う肥料が有ります。

私は主に発酵済みの油かすは
プランター栽培の追肥の
肥料として使っています。

未発酵の油かすも
鼻を近づけると
少しだけ臭いがします。
一度に大量の量を
撒かなければ
臭わないと思います。
臭いがする不安が有る場合は、
土をかければ臭いは
押さえれる事は
できると思います。
隣が民家で庭でプランター栽培を
していたりすると
臭いが出る、出ないのは
重要な要素です。
臭いが原因でトラブルを
起こしてもしょうがないので
臭わない肥料でないといけません。

畑で使わないのは、
未発酵の油かすに
比べて高価なので
量が使えないので
使っていません。
値段が高いので
量があまり必要無い
プランター栽培で使っています。
臭いもほとんどしないのも
プランター栽培で
使っている理由の一つです。
私が使っているのは
油かすで不足している肥料成分を
他の魚粉・骨粉・草木灰やミネラルで
補完している発酵済みの油かすなので
普通に使うには播くだけなので
便利は良いと思います。
未発酵の油かすと違い
固形物になっているので
播くのも播きやすいです。
その分、未発酵の油かすよりも
値段も高くなっています。

 
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